知らなかった!目にも利き目がある!?
知らない間に酷使してしまいがちな利き目。頭痛や顔の歪みの原因となっている場合があります。利き目を見分ける方法を知り、ときどき休ませて負担を減らすようにしましょう。左右で視力の差がある場合は、コンタクトレンズの装用がおすすめです! |
利き目の見分け方!
利き目の見分け方は、とても簡単です。
自分の利き目を知るには、まず両手の人さし指と親指で輪をつくります。次に腕を真っすぐ伸ばし、顔の正面に固定し、輪の中で遠くの1点を集中して見つめるようにします。この状態で、片方の目を交互に閉じてください。
両目で見たときと同じ位置に見えるのが利き目で、左右いずれかにズレて見えるのが利き目でない方です。
利き目と利き手の関係とは?
日本人は右目が利き目の人が、約60%と言われています。利き手が右の人が約88%ですので、利き目も利き手も右という方が多いでしょう。しかし、必ずしも利き手と利き目が同じというわけではありません。
利き手が左の場合、日常生活において不便さを感じる!という経験がある人もいるでしょう。一方で、利き目が右か左かによって生活に支障が出ることはあまりありません。
ただし、スポーツ選手の場合は利き目が運動能力や成績に影響を及ぼすこともあるようです。例えば、野球です。左バッターで左が利き目の場合、自分の右側の視野が狭くなってしまいます。投手が左利きだとしたら、投げるボールは右側から投げられるので対応が難しくなるのです。反対に、ダーツやビリヤードなどは利き目と利き手が同じ方が有利になるようです。ダーツを投げるときや、キューでボールを打つときに利き目を使った方が正確に対象を捉えることができますよね。
利き目は訓練することによって変えることができると言われています。手を伸ばして指を1本立て、利き目にしたい方の目と指、目標物が一直線になるようにすると、次第に反対側が利き目になるそうです。スポーツをする際に、利き目を変更したい!と思う場合は、ぜひ試してみてください。
利き目に頼りすぎるのは避けよう
片目を閉じて左右の違いを比べてみると、利き目が疲れているかどうか分かります。片目を閉じて物を見たときに、顔に力を入れる必要がある場合や顔が歪んでしまう場合、利き目を使い過ぎて顔や目の周りの筋肉が凝っている可能性があります。また、それが頭痛や肩こりの原因となっている可能性もあるのです。
利き目ばかりに頼って物を見ていると、脳内に映し出される対象物の中心軸にズレが生じます。中心軸がズレてしまうと、姿勢にも影響を与え、体が歪んだり、腰痛を引き起こしたりする可能性もあります。さらに、使わない目の方の筋肉が衰えていくと顔がたるみやすくなってしまうのです。
視力の左右差はコンタクトレンズで補おう
目を片方ずつ閉じて物を見るときに、視力に左右差があると感じる人はいませんか?
無意識のうちに利き目に頼りすぎているのかもしれません。視力に左右差がある人は、遠くを見るときに視力の良い方の目を使い、近くを見るときに視力の悪い方の目を使っています。無意識のうちに使い分けていて、遠くも近くも見えるため、視力低下や左右差の開きに気づきにくく、気づいたときにはかなり進行してしまっているケースが多いのです。
視力に左右差がある人は、コンタクトレンズで矯正する方法が手軽でおすすめです。メガネで矯正する方法もありますが、網膜に映し出される像の大きさが左右で異なる不等像視の問題があります。そのため、左右の視力に大きな差がある人がメガネをつくる場合は、フレームを選ぶ際も、好みのデザインよりも機能を優先させなければならない場合もあります。
これに対し、コンタクトレンズは目に直接装用するため、網膜に映る像が左右の目でちぐはぐになるということはほとんどなく、メガネよりもラクに矯正できるのです。