1DAYタイプのコンタクトレンズの特徴と注意点
コンタクトレンズにはさまざまな使用期間のものがありますが、1日で使い捨てる1DAYタイプのコンタクトレンズが、最も使用期間の短いものとなっています。1DAYタイプは洗浄をする必要もなくとても手軽ですが、使用するうえで必ず守らなければならないことが何点かあります。 |
1DAYタイプのコンタクトレンズの種類&特徴
さまざまな使用期間があるコンタクトレンズのなかで、2WEEKタイプと並んで人気が高いのが、1日で使い捨てる1DAYタイプのコンタクトレンズです。毎日の洗浄などの手入れがいらないという手軽さが人気の秘訣です。
また、毎日新品を使うことになるのでコンタクトレンズのなかで最も衛生的な点も魅力の1つです。
そんな1DAYタイプのコンタクトレンズにもさまざまな種類&特徴があり、ものによって含水率や酸素透過率が違います。
含水率とはコンタクトレンズが含む水分量を表す数値のことで、多ければ多いほど装用したときの着け心地がよくなります。その反面、乾燥しやすいという弱点もあるので、含水率の高いコンタクトレンズはスポーツの試合などでの短時間での装用に向いています。
含水率の少ないものは比較的乾燥に強いので、乾燥が気になる方にはこちらがおすすめです。酸素透過率とはそのコンタクトレンズが通す酸素の量を表す数値のことで、DK/Lという単位で表されます。
目の酸素不足は角膜新生血管症などといった目の病気を患ってしまう原因となりますので、酸素透過率はとても重要です。
装用時の注意について
装用時の注意で、1DAYタイプのコンタクトレンズは原則として着け直しができません。1度使用したものは必ず捨てましょう。
さらに、コンタクトレンズの装用時間を守るようにしましょう。装用時間とはコンタクトレンズを目に入れてから過ごす時間のことで、コンタクトレンズの種類や個人の目の状態によって変わりますが、12~16時間ほどが目安です。
これらを守らないと目に痛みや痒みが生じることがあります。それだけでなく、重い眼障害のきっかけとなるので覚えておきましょう。
また、1DAYタイプをはじめとしたソフトコンタクトレンズは、ずれにくい点からもスポーツに最適とされていますが、水分を取り込む性質があるので水泳などでは使用することはできません。水中でのスポーツを楽しむときは、度付きのゴーグルなどを準備しましょう。