コンタクトの種類、ソフトとハードの違いって何?
コンタクトレンズには大きく分けて、ソフトコンタクトとハードコンタクトの2種類があります。着け心地や、角膜への負担など、それぞれレンズの特徴やメリットは異なるので、自分の目やライフスタイルにあったものを選びましょう。今回はソフトとハードの違いについて紹介します。 |
ソフトコンタクトレンズの特徴
ソフトコンタクトレンズは素材に水分を含む柔らかいレンズです。
水分を吸収して形状を保とうとするので、涙が吸収されてドライアイにもなりやすく、ハードコンタクトレンズに比べると酸素の透過率は落ちるので、長期装用には向いていません。
また、目に傷がつくなどの異常があっても、柔らかいコンタクトで傷を包んでしまうため、目の異常に気付きにくいという面もあります。ですが、装用感もよく、レンズも大きめなのでズレにくいことがメリットです。そのため、激しいスポーツをする方にも向いています。
ソフトコンタクトレンズは使い捨てタイプがほとんどです。
期限がきたら買い替える必要があるのでコストはかかりますが、その度に清潔なレンズを使用できることがメリットです。使い捨てタイプには、1DAY、2WEEK、マンスリータイプなどがあるので、ライフスタイル別に選ぶことができます。しかし、1DAYタイプ以外はハードコンタクト同様に毎日のレンズケアも必要です。
ハードコンタクトレンズの特徴
ハードコンタクトレンズは、硬いプラスチック素材のレンズです。
ソフトコンタクトレンズよりも、酸素の透過が高く、角膜への負担も少ないので、長時間装用にも向いています。
ハードコンタクトレンズは1枚の価格が高価ですが、ほとんどは長期使用タイプなので、
大切に扱えばソフトコンタクトレンズよりもコストは抑えられます。
着け心地としては、初めてコンタクトレンズを着ける方にとってはゴロゴロとした異物感があり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。しかし、少しの異物や目の傷で痛みとして敏感に反応するので、目の異常に気付きやすく、早期治療できることがメリットです。
また、レンズのサイズは小さめなので、ソフトコンタクトレンズに比べズレやすいです。なので、激しいスポーツをする方の使用には向いていません。