初めてのコンタクトレンズ!正しい利用法や捨て方について
コンタクトレンズを装用するにあたり、守らなければならないポイントはたくさんあります。簡単なようで慣れてくると意外と怠ってしまいがちです。初めてコンタクトレンズを装用する人は、必ず取り扱い方法や使用期限、捨て方を確認しておきましょう。 |
安全の基本はまずお手入れから
コンタクトレンズは、使い続けているうちにさまざまな原因で汚れてしまいます。
要因は大きく分けて2つあり、それは体の内側、そして外側からの汚れです。内側からの汚れは、涙由来のたんぱく質や脂質、カルシウムによるものがあります。外からの汚れは化粧品やたばこの煙、花粉などです。
汚れた状態のコンタクトレンズを使っていると、曇って見えにくくなったり、装用するときに違和感があったりとさまざまな問題が出てきます。そうならないためにも、欠かさずケアをしましょう!
まずは、コンタクトレンズを外す前に手を洗います。手には目に見えない汚れがたくさん付着しています。石鹸を使って細かい部分まで洗い、しっかりと流水で洗い流してください。その後、専用の洗浄液でレンズを洗浄します。次で詳しく説明しますが、こすり洗いが必要な洗浄液もありますので、説明書をよく読んでおきましょう。洗浄が終わったら、すすいで消毒、そして保管をします。これがお手入れの一通りの流れです。
次は、洗浄方法について詳しく解説します。
毎日清潔!正しい洗浄方法
コンタクトレンズの洗浄の仕方には、つけ置き洗浄とこすり洗いがあります。つけ置き洗浄は酵素の力で汚れを落とします。しかし、つけ置き洗浄はたんぱく質や脂質による汚れ以外には効果が薄いです。
そこで、こすり洗いとの併用をおすすめします。こすり洗いは文字どおり、コンタクトレンズを直接こすって汚れを落とす方法です。清潔な手でコンタクトレンズを外して、手のひらにのせます。専用の洗浄液を数滴たらして、指の腹で優しくこすりましょう。このとき、強すぎたりこするのが少なすぎたりするとコンタクトレンズが傷ついたり、汚れが十分に落ちなかったりします。裏表それぞれ、20~30回ほど優しくこするようにしましょう。
その後、洗浄液ですすいで保存液に浸したレンズケースに入れれば完了です。
コンタクトの使用期間は必ず守りましょう!
十分にケアをしていれば、同じコンタクトレンズを使い続けても良いのでしょうか?答えはノーです!
使用期間や使用期限については、コンタクトレンズの箱におおむね記載されています。ワンデーや2weekのように書いてあるものは分かりやすいですね。ワンデータイプのソフトコンタクトレンズは柔らかく、比較的薄いです。洗浄の際に傷がつきやすかったり、保存液との相性が悪く変形してしまったりすることもあるようです。もったいないからと言って何日も使うのはやめましょう。
長い期間使えるものは正しいケアをすれば大丈夫ですが、うっかり使用期間を過ぎないように注意してください。また、未開封のものでも使用期限を過ぎたものを使うのはNGです。
捨てるときは燃えるゴミ?燃えないゴミ?
最後にあまり気に留めることがない、コンタクトレンズの捨て方についてご紹介します。使い終わったコンタクトレンズは、いつまでも持っていたってしょうがありません。きちんと分別をして捨ててしまいましょう。
入っていた箱は燃えるゴミ、レンズケースはプラスチック製ですが、さて、コンタクトレンズ自体は一体何ゴミでしょうか?「レンズというぐらいだから燃えないゴミでは?」という意見や「薄くて小さいし燃えるゴミでは?」という意見があることでしょう。
実は、明確に決まっているわけではありません。各自治体によってさまざまです。東京都新宿では燃えるゴミですが、北海道の一部地域は燃えないゴミとなっています。コンタクトレンズの捨て方は自分の住んでいる地域の分別に従ってください。