コンタクトレンズの汚れが取りきれていないと、新たな汚れがどんどん蓄積してしまい、アレルギー性結膜炎などの原因になることがあります。汚れはこすり洗いなどでしっかり落とし、快適でクリアな視界を保つことを心掛けましょう。



レンズに汚れが付着すると危険



 

目にアレルギー症状がある人の場合、コンタクトレンズに汚れやゴミが付着してしまうと、アレルギー症状が悪化してしまうことがあるため注意が必要です。

基本的にはハードレンズよりもソフトレンズの方が、レンズに汚れやゴミが付着しやすい傾向にあります。また、酸素透過性の高いレンズも、汚れやゴミが付着しやすいことがあります。

コンタクトレンズの汚れやゴミを防ぐためには、毎日の洗浄・保存を正しく行い、洗浄力の高いタイプやたんぱく質汚れの除去力が強いタイプのケア用品などを選ぶとよいでしょう。また、花粉症持ちの人は、花粉が飛ぶ時期は装用を控えてメガネをかけるといった対策を取ることも大切です。



アレルギー性結膜炎には要注意



コンタクトレンズを装用する人は、アレルギー性結膜炎には注意が必要です。アレルギー性結膜炎の人の場合、普通の人と比べて目からの分泌物の量が多い傾向にあります。こすり洗いなどの洗浄をきちんと行ったとしても、汚れが落ちきれていない場合はさらにレンズが汚れやすくなります。そうなってしまうと、さらにアレルギー性結膜炎が悪化してしまうのです。

アレルギー性結膜炎は、初期の頃は軽い目のかゆみや充血程度ですが、重症になると目ヤニやかゆみ、くもりなどが悪化し、コンタクトレンズの装用自体ができなくなるケースもあります。そうなってしまわないよう、目の異変を感じたらすぐに眼科を受診し、症状がひどい時は装用をやめることが必要です。



今回は、コンタクトレンズとアレルギーの関係性を解説しました。コンタクトレンズ装用時にはアレルギー症状に注意し、症状がよくならない場合は、装用を中止して早めに眼科を受診しましょう。
 


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