コンタクトレンズがずれてしまったときは、あせらず元に戻す方法を試しましょう。元に戻せない場合は眼科を受診し、早めに対策を取ることがおすすめです。コンタクトレンズをずれにくくするため、目に負担をかけない生活を心掛けましょう。



ハードコンタクトがずれる原因と解決法



ハードコンタクトレンズは小さく硬いレンズのため、装用しているときは角膜に貼りついているのではなく、涙の表面張力を利用して上に乗っている状態です。そのため、激しい運動をしたりすると、黒目からずれて白目の方へ行ってしまうことがあります。解決法として、ハードコンタクトレンズの装用時は、あまり激しい運動などは控えましょう。また、風が強い日などはあえて眼鏡にすることもひとつの対処法です。

実際にずれてしまったときはどうすれば良いのでしょうか。レンズが黒目の内側・外側にずれたときは、人差し指で目頭・目尻を押さえながら、押さえてない方の手で、指で押さえていない側に手鏡を持ち、鏡を押さえている指の方向へ動かしていくと、元に戻ります。

逆に黒目の上下にずれたときは、ずれた方向のまぶたを人差し指で押し上げ、まぶたの上からレンズの端を固定させます。押し上げていない方の手で手鏡を持ち、顔は動かさず、鏡に映った眼を見ながら、鏡を黒目の方向に動かしていくと、元に戻ります。



ソフトコンタクトがずれる原因と解決法



ソフトコンタクトレンズは柔らかく大きなレンズのため、装用しているときに目に涙が不足しやすくなります。特に長時間パソコンのモニターを見ていたり、まばたきの数が少なかったりすると、目が乾いてしまい黒目からずれてしまうことがあります。解決法として、ソフトコンタクトレンズの装用時は、なるべく目を乾燥させないようにしましょう。そのためには、まめにまばたきをしたり定期的に目を休ませたり、装用時間を短めにしたりすることが大切です。

実際にソフトコンタクトレンズがずれたときは、目にうるおいを与えてあげることをおすすめします。目を閉じてまぶたをゆっくり押さえたり、コンタクトレンズ用の目薬を差したりするのも効果的です。特に「人工涙液」と呼ばれるタイプの目薬は、涙に近い成分が配合されているため、活用するとよいでしょう。

それでもずれが直らない場合は、洗面器に水を張って目を開け、瞬きをしてコンタクトを取ってしまう方法もあります。



今回は、コンタクトレンズのずれる原因と解決法をご紹介しました。ずれを直せずどうしてもレンズが取れないときは無理をせず、眼科に行きましょう。
 


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