日本では1950年頃、水谷豊医師がメガネを使用できない患者のためにコンタクトレンズの開発を行ったのがはじまりです。今回は世界のコンタクトレンズの歴史や、最新のコンタクトレンズ事情についてご紹介します!



意外と知らないコンタクトレンズの歴史!



今から500年以上も前の1508年、画家としてはもちろん、科学の分野でも世界的に有名なレオナルド・ダ・ヴィンチが、水を入れたガラスの容器に顔をつけて目を開けたところ、見え方が変わるということを発見しました。この原理が、コンタクトレンズの元になったと言われています。

1887年にはドイツのオーゲン・フィックが石膏を使って、人間の目にレンズを装用することを試しました。その後、自身の近視を矯正するためにアウグスト・ミューラーという人物が自分でレンズを制作し装用したものの、目に痛みを感じて、短時間しか使用できなかったようです。

それから50年ほど後の1938年に、レンズ素材を改良し、ハードコンタクトレンズが誕生することになりました。その後の1965年頃に、ソフトコンタクトレンズが誕生することになります。
 



ウインクで拡大?最新のコンタクトレンズ事情とは?



最近では、瞳の色を変えられるカラーコンタクトレンズ以外に「サークルレンズ」が若者の間で人気です。サークルレンズは、その名の通りサークルのふちが入っているもので、黒や茶色などの自然な色のまま、目を大きく見せることができるコンタクトレンズです。その他にも、ケアをすれば2週間程度使用することが可能なコンタクトレンズなども発売されています。

2015年には、スイスの大学で開発されているハードコンタクトレンズが話題となりました。望遠鏡の役割をする鏡がレンズに内蔵されており、ウインクをすることで目に光を届け、望遠と裸眼を切り替えられるという「望遠鏡」のような機能を持ったコンタクトレンズです。現在、長時間の使用ができるようにさらなる研究が進められています。
 



今回は世界のコンタクトレンズの歴史や、最新のコンタクトレンズ事情についてご紹介しました。コンタクトレンズの歴史は、なんと500年以上も前に遡ります。現在もさらなる研究が進められていますので、また新たなコンタクトレンズが誕生するかもしれませんね。
 


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