CYLとは、乱視度数のことを表わしています。CYLの数値が±1.25以上の場合、乱視矯正が必要な可能性が高いです。見え方の違いから眼鏡とコンタクトレンズの度数は異なるため、作るときは注意しましょう。



CYLを無視してコンタクトレンズを購入するとどうなる?



CYLは、乱視度数を表わす数値です。乱視は、実は多少であれば多くの人が持つ症状です。眼科の検査の結果、CYLが±0.1程度であれば、極めて軽度の乱視ということになり、矯正が必要ないことがほとんどです。しかし、CYLが±1.25から±2.00であれば中程度の乱視、±2.25以上であれば高度の乱視ということになり、矯正が必要になってきます。

もし仮に、CYLで矯正が必要な数値が出ているにも関わらず、通常のコンタクトレンズを購入して装用すると、見えにくくなったり、乱視の症状が改善されないなどの症状が現れるでしょう。そうなると、せっかくコンタクトレンズを装用している意味がなくなってしまいます。

CYLの数値で乱視矯正が必要と判断された場合は、医師の指示に従い、乱視用のコンタクトレンズを作るのがおすすめです。



眼鏡とコンタクトレンズ、CYLの値は同じで大丈夫?



眼鏡にもコンタクトレンズにも、乱視矯正用のレンズがあります。使う人の好みや目的に合わせてどちらかを選ぶことになりますが、そのときに考えるのが「CYLの数値は、眼鏡でもコンタクトでも同じ数値で大丈夫なのだろうか」ということです。

眼鏡とコンタクトレンズでは、細かい部分で度数が異なってきます。理由として、眼鏡がレンズと目の間に距離があるのに対して、コンタクトレンズは目の中にレンズを直接入れるため、見え方が異なるためです。そのため、同じ度数で眼鏡とコンタクトレンズを作ったとしても、使用したときの見え方が同じになるわけではありません。

眼科医や販売店の担当者ときちんと相談のうえ、作るようにしましょう。



今回は、CYLについてご紹介しました。数値を正しく知り、乱視矯正に役立てましょう。
 


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