コンタクトの度数と裸眼の視力の関係は
| コンタクトレンズの度数から裸眼視力を割り出すことは可能ですが、正確な数値ではありません。また、コンタクトレンズを作る時には、度数以外にも「BC（ベースカーブ）」と呼ばれる、レンズのカーブの数値も必要になります。 |
コンタクトの度数から裸眼の視力は分かる？
度なしのカラコンを除いて、度ありのコンタクトレンズには必ず度数があります。例えば、-4.00、+1.25などの数値で度数が表わされます。
自分の裸眼の視力を度数から割り出すことは不可能ではありません。裸眼の視力は、度数のマイナスやプラスの右隣に書いてある数字をAとして、「裸眼の視力＝(12－A)/100」で割り出すことができます。とはいえ、これはあくまでも目安の数値であり、正確な裸眼の視力ではないので注意してください。
また、コンタクトレンズを作った時に比べて、現在の視力が落ちている可能性もあります。現時点での正確な裸眼の視力を知りたい場合は、眼科で検査を受けることをおすすめします。
コンタクトをつくるときに必要なデータは度数だけではない？
コンタクトレンズを作る時、視力を測定して、度数さえわかれば作ることができると思っている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
コンタクトレンズはメガネと異なり、直接目の中に入れて使用するものです。そのため、使用する人の目の形に沿ったレンズを作る必要があります。これをBC（ベースカーブ）と呼びます。ベースカーブは8.2、9.0などの小数点単位で表わされ、基本的に値が大きいほどベースカーブが小さくなり、値が小さいほどベースカーブが大きくなります。
度数が合っていても、ベースカーブが目と合わないとつけ心地が悪くなったり、ずれたり、外れたりしてしまう可能性があります。
