まばたきをすることは、目に涙を行きわたらせるために大切なことです。しかし、強くまばたきをしたり、目が乾いた状態でまばたきをしたりすると、コンタクトがずれることがあります。目を乾燥させず、やさしくまばたきをするようにしましょう。



ハードコンタクトレンズの場合



ハードコンタクトレンズは、角膜の上にレンズが乗っている状態です。黒目よりも小さなレンズが涙の表面張力で保たれているため、まばたきをするとはずれてしまう傾向にあります。また、激しく身体を動かすスポーツをしていてずれることもあります。例えば、目をギュッとつぶる強いまばたきや、正面以外の方向を見ている時にまばたきをすると、レンズが黒目からずれてしまうことがあります。

これらは特に、コンタクトレンズを装用し始めた時によくある現象です。慣れてくると目の感覚をつかむことができ、まばたきの方法や強さを加減できるようになります。そのため、よくずれるのはレンズが目に合っていないからでは?と心配する必要はありません。



ソフトコンタクトレンズの場合



ソフトコンタクトレンズの場合は、レンズが大きく柔らかい素材のため、涙を吸収しやすいという性質を持っています。まばたきをすることで涙が供給されるため、適度にまばたきをすることが必要です。

しかし、コンタクトレンズの長時間装用や、乾燥した室内にいることで目が乾きやすくなり、レンズに涙が吸収されて黒目からずれてしまうことがあります。あまりにも乾燥するとレンズが外れてしまうこともあります。レンズのずれを防ぐためには、まばたきを増やしたり、コンタクトレンズ用の目薬をこまめに点眼したりするなどの対策をおすすめします。



今回は、まばたきとコンタクトレンズの関係についてご紹介しました。慣れないうちは難しいかもしれませんが、まばたきの強さを自分なりに工夫し、専用の目薬を差して乾燥を防ぐことでレンズのずれは防止できるでしょう。


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