巷でささやかれているコンタクトの噂。これが単なる噂なのか真実なのか、判断が難しいものもありますよね。今回は、数々の噂からピックアップした2つの疑問を取り上げて検証していきたいと思います。



ずれると目の裏側に入ってしまうのか?



コンタクトがずれてしまうと目の裏側にいって取れなくなる、という都市伝説のような噂がありましたね。果たしてそれは本当なのでしょうか?

結論から言うと、コンタクトが目の裏にまわることはありません。まぶたの裏は袋状になっており行き止まりになっているので、角膜(黒目)からずれてどこかにいってしまった!という時はまぶたの奥にずれているだけです。とはいえ、そのままにしておくと痛みますし、目を傷つける原因にもなるため注意が必要です。

コンタクトがずれる大きな原因は目の乾燥です。睡眠中は目を閉じており、ほとんど涙が分泌されないのでずれやすくなってしまいますので、つけたまま眠らないようにしましょう。目の乾燥を防ぐために長時間の装用は避け、人工涙液の点眼薬をこまめに差すと良いですね。

 



老眼だとコンタクトを着けられない?



コンタクトが普及してから早数十年、使用している世代で老眼の方も増えてきました。近くのものが見えづらくなる老眼は、老眼鏡を使用して矯正するイメージが強いですが、老眼になっても今まで通りコンタクトはつけられるのでしょうか?
 

まず、初期の老眼であれば、近視用のコンタクトレンズを使用している場合、度数を少し下げると良いでしょう。それだけで近くのものが見えやすくなるかもしれません。

 

一方、老眼が進行して、遠くも近くも見えにくくなった方には、遠近両用コンタクトというものがあります。これは、レンズの中央に近距離用の度数、レンズの縁に近い外側に遠距離用の度数が入っていて(一例)、それぞれに応じた視力に調節してくれます。

 




今回はコンタクトレンズの噂について検証しました。ずれると目の裏側に入ってしまうというのは正しくない情報でしたね。また、老眼になっても今まで通りコンタクトをつける場合、近視用のコンタクトレンズを使用している方は、度数を少し下げると良いこともわかりました。コンタクトレンズは安全に正しく使いましょう!
 


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