ドライアイの症状と対策！今すぐセルフチェック！
| 最近目が疲れやすかったりゴロゴロとした違和感があったりと、目の不快感が増えたと感じている人は、もしかするとドライアイになっているかもしれません。目が乾いた状態では、目の表面に傷がつきやすくなります。簡単にできるセルフチェックとすぐ実践できる改善・予防方法で健康な目を取り戻しましょう！ |
目がゴロゴロ？ドライアイの症状
ドライアイとは、目を守るのに欠かせない涙の量が減ったり、涙の質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に傷がつきやすくなってしまうことです。
まずはドライアイの症状から簡単なセルフチェックをしてみましょう。
- 目が疲れやすい
- 目がすぐに乾く
- モノがかすんで見える
- 光がまぶしく感じる
- 目の不快感が残っている
- 目がゴロゴロする
- 目に痛みがある
- まぶたが重く感じる
- 目のかゆみが取れない
- 目やにが増えた
- 目が充血している
- わけもなく涙が出やすくなった
上記の項目で5つ以上あてはまる人は、ドライアイになっているかもしれません。
次に、一度まぶたを閉じ、パッと開いてから10秒間瞬きをせず目を開けていられるか試してみましょう。10秒間開けていられなかった人は、目を守る涙の量が減っている可能性があります。
充血や目の乾きやまぶたの重みなど、一見疲れ目だと勘違いしてしまう症状ですが、放っておかずしっかり改善することで、目だけではなく体全体の調子も上がると言われています。
セルフチェックでドライアイかも・・・と思ったら、少しでも早く改善しその後の予防をすることが大切です。
ドライアイになってしまう生活習慣とは？
ドライアイは、普段何気なく生活をしているときに起こります。
ドライアイになる主な原因は、
- 加齢による涙の減少
- 長時間にわたりパソコンやスマートフォンの画面を見る
- 乾燥した環境や喫煙者の多い環境にいることが多い
- コンタクトレンズの連続装用
などがあります。これらを見ると、ドライアイと生活習慣が密接に関係していることが分かります。
パソコンやスマートフォンの画面を注視していると、無意識のうちに瞬きが減ります。瞬きが減ると、目の表面を覆う涙が蒸発しやすくなったり、涙の分泌量が減ったりするので、目の乾燥を引き起こしてしまいます。スマートフォンを目より高い位置に置いて操作すると目を大きく見開いて見てしまうので、より乾燥しやすくなるようです。
また、空気の乾燥やタバコの煙も涙を蒸発させやすくなるので、注意が必要です。コンタクトレンズは涙をはじいてしまう性質があります。
また、コンタクトレンズを装用することにより、瞬きが不完全になりやすく、その結果涙の分泌を抑えてしまい目が乾燥しやすくなってしまうようです。
今からやりたいドライアイ予防方法！
ドライアイは日常のちょっとした心がけで予防することができます。前述したドライアイを引き起こす生活習慣を見直すことで、予防・改善につながるのです。目と目の周辺には細かい血管が無数に張り巡らされており、この部分の血流が悪くならないようにすることも大切です。全身の血行を良くすると目の周辺の血流も良くなります。
激しい運動は必要ないので、普段の生活でエレベーターより階段を選んだり、姿勢良く歩幅を大きくとって歩いたりと、いつもより体を動かす習慣をつけましょう。テレビを見たりパソコンを操作したりする際は、目の高さより下にくるように椅子や机の調節をし、さらに前かがみの姿勢にならないように気を付けてください。目の高さより下に配置することで、まぶたが下がり目の露出面積が狭くなるため、乾きにくくなります。
意識的に瞬きをして涙の分泌量を増やしてあげることも重要です。エアコンを使うシーズンは部屋が乾燥しがちです。特に冬場は夏に比べると乾燥しやすい季節なので、湿度計を見ながら部屋の乾燥をチェックし、加湿器を上手に取り入れて過ごすようにしましょう。
もしもドライアイになってしまったら
ドライアイの疑いがある場合の対処方法をいくつかご紹介します。この方法はドライアイの改善だけでなく、予防にもなりますので、実践しておいて損はないでしょう。
簡単な方法としては、1時間に10分でもまぶたを閉じて目を休ませるということです。まぶたを閉じることで、目の表面を涙がしっかりと覆い、乾燥を防いでくれます。その10分の間に目の周りを軽く押しながらマッサージしたり、蒸しタオルを使って目を温めたりすると、ツボが刺激されて血行が良くなり、涙の質のバランスも良くなるのでおすすめです。
意識的に瞬きの回数を増やすことも大切ですが、まず正しい瞬きをしなければ、効果が薄れてしまいます。日常でコンタクトレンズを装用する人に起きがちな不完全な瞬きは、目の周りの筋肉(眼輪筋)を鍛えることでも改善されるようです。目尻を外側に引っ張り、外へ引っ張った指が内側へ引き戻されるように、下まぶたも意識しながら、ギュッと目を閉じます。これを両目ともに数回繰り返してください。1日1回5セットでも根気強く続けることにより、目の周りの筋肉が発達し、正しい瞬きができるようになります。
目の乾燥や不快感にすぐ対処できる目薬を使うのも、ひとつの方法です。少なくなった涙液を補充する目的で、角膜保護成分や無機塩類成分などが配合された目薬を選ぶようにしましょう。
