「コンタクトレンズを装用するときに手を洗わないことがある」という人がいるかもしれませんが、非常に危険です。不潔な手でレンズを触り装用すると、感染症などのリスクが高まります。必ず手を洗い、清潔な指でレンズを触るようにしましょう。



コンタクトレンズに付着する見えない汚れとは?



通常のコンタクトレンズは透明なため、曇りやキズなどの「目に見える汚れ」はすぐに分かりやすいですが、実は、コンタクトレンズには目に見えない汚れが付着していることも少なくありません。

コンタクトレンズの装用者は、「アカントアメーバ」という微生物に感染しやすいというリスクがあります。アカントアメーバは、水の中以外に空気中にもいます。普通に生活をしている分には問題ありませんが、コンタクトレンズに見えない汚れが蓄積していたりすると角膜に傷がついたとき、目の中にアカントアメーバが入ってしまうことがあります。そうなると、目の病気を引き起こしてしまう可能性があるのです。



手を洗うことでこんなリスクを減らせる



コンタクトレンズを装用する前に手をしっかり洗うことは、コンタクトレンズを清潔に保てるのはもちろん、汚れがつきにくいため、目にも優しくなります。特に、指にはゴミや微生物などがつきやすく繁殖しやすいため、コンタクトレンズを触る前に手を洗うことで、それらを洗い流すことができます。

手を洗うときは、ブレスレットや時計などのアクセサリー類を外し、まずは流水で洗います。その後石けんをつけ、手のひらや指の間、指先や爪の間などをこすり洗いします。石けんを洗い流したら、清潔なタオルやハンカチで手をしっかり拭きましょう。指先や爪などの汚れを綺麗に洗い流すことや、きちんと洗濯したタオルなどで手を拭くことがポイントです。



今回は、コンタクトレンズ装用時に手洗いをしないリスクについてご紹介しました。装用前は必ず手を洗い、清潔な瞳を保ちましょう。
 


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