コンタクトレンズは「高度管理医療機器」といって、医療機器のなかでも重大なリスクを与えるものというものに分類されています。コンタクトレンズによるトラブルを避けるためにも必ず定期健診を受けましょう。



なぜ眼科検診が必要?



コンタクトレンズを装用していると、目に異常があっても違和感のないまま症状が知らず知らずのうちに悪化していくというケースもあります。
ハードコンタクトレンズの場合は、異物感を感じやすく、目のトラブルに気づきやすいですが、ソフトコンタクトレンズの場合は、装用感が良く、目をクッションで包み込んでしまうような構造をしています。そのため、目の異常の発見が遅れることもあります。

人気の使い捨てタイプのコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズです。
目のトラブルを未然に防ぐためにも眼科の定期健診を必ず受けましょう。

 



眼科検査ではどんなことをする?



【視力検査】
視力検査では、視力を測るとともに、使用しているコンタクトレンズの度数と視力が合っているか、乱視や老眼が入っているかなどをチェックして最適な度数に合わせてもらいます

【フィッティング検査】
角膜のカーブは人によって異なるので、角膜のカーブを測った上で、カーブに合ったコンタクトレンズを選んでもらい、実際に装用します。自分に合っていないコンタクトレンズはズレやすかったり、異物感があったりして、角膜に傷をつけてしまう原因になります。眼科医にコンタクトレンズを装用したときの動きをチェックしてもらい、目に合ったコンタクトレンズかどうかをチェックしてもらいます。

【コンタクトレンズの検査】
コンタクトレンズを顕微鏡で観察し、レンズに傷がないか、汚れがないかなどをチェックします。
これにより、目に異常がある場合は、原因を調べることができます。

そのほかにも、目になんらかの異常があった場合などは必要に応じた検査をします。
自分の知らないうちに眼病を患っていた、ということにならないようにしっかりと眼科検査を受けましょう。

 



定期検診は調子が良ければ3か月に1度の頻度が目安です。コンタクトレンズ購入時に合わせて検査を行ってもらうと良いでしょう。また、異常を感じた際はコンタクトレンズの使用を中止し、すぐに検診を受けましょう。
 


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