コンタクトレンズのケア用品の正しい使用方法とは？

コンタクトの使用で最も配慮しなければならないのが毎日のケアです。ケアを怠ったり、ケアの方法を間違えたりすると充分な消毒がされず目のトラブルを招く原因となってしまうかも知れません。保存液や洗浄液などのケア用品を正しく使用し、快適なコンタクト生活を送りましょう。

ケアの必須アイテム！コンタクトの保存液や洗浄液の注意点

ワンデーの使用では関係ありませんが、2ウィークや1ヶ月、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズの使用の際は毎日のコンタクトのケアが大切です。ソフトコンタクトのケアの流れは洗浄、すすぎ、消毒、保存の順に行い、ハードコンタクトの場合は洗浄、すすぎ、保存の順にケアすることが基本です。
近年では洗浄、すすぎ、消毒、保存を1本で完了するMPSが一般的となっています。旅行や宿泊などの持ち運びやケアの作業工程も一本で遂行できるのでおすすめです。

コンタクトのケアを誤るとレンズに傷をつけ、菌の繁殖を防げないことがある為、以下の点に注意し取り扱いましょう。
目に直接装用するコンタクトを取り扱うため、コンタクトに触れる際は、石鹸で手を洗い綺麗な状態で行いましょう。
強くこすって傷つけないように、指の腹で優しくなで洗うことが大切です。
保存の際は、コンタクトが充分に浸かるぐらいMPSを注ぎましょう。

コンタクトが液に浮く場合がありますが、そのままにしておくとコンタクトが乾燥し、使えなくなってしまう可能性があります。
女性の方は、ファンデーションやアイメイク後にコンタクトを装用すると、手に付着したファンデーションの汚れやマスカラがコンタクトに付着する恐れがあります。メイクの汚れは洗浄液では落とすことができないため、メイク前に必ず装用するようにしましょう。

さて、装用して終了ではありません。みなさん見落としがちなのが、ケースの洗浄です。
ケースのケアを怠ると菌により形成されたバイオフィルから、眼障害を引き起こす原因の一つとなります。
ケースは使用後MPSまたは水道水で洗浄し風通しの良い環境で充分乾燥させ繰り返し使用するようにしましょう。
もったいないと思わず、新しい洗浄液に交換するタイミングを目安にケースも交換しましょう。

目の乾きを防ぐ！コンタクトの装着液とは

コンタクトは長時間の装用により、水分が蒸発し目の乾きを引き起こします。乾燥による目のかゆみや異物感、ゴロゴロ感、コンタクトのずれを抑えてくれるケア用品が装着液です。
目の乾燥の対処法としては、コンタクト用目薬がポピュラーですが、目薬はレンズの表面を潤してくれますが、一時的なものに過ぎず数回の点眼が必要となります。
しかし装着液は、装用時にレンズに1,2滴垂らし、そのまま装用し使用するだけで、レンズ内に広がるヒアルロン酸配合の潤い成分がクッションとなって角膜を守り、内側からの乾燥も防ぎ、長時間のコンタクトの装用でも潤いを満たしてくれます。

目薬と容器が非常に似ているので誤って直接目に点眼しないように気をつけましょう。
毎日の乾燥に悩まされている人やドライアイ傾向にある人は角膜を傷つける前に装着液を試してみてはいかがでしょうか。